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[35]esqファンになって初めて つづら PCWin2k(Opera9) 2010/03/20(土)18:13

リアルタイムでリリースを迎えたアルバムです。

まずジャケットがかっこいい!
空想のCityと実在のCity、その中を自在に闊歩される三谷さん。
デジタル(空想)的な音、アナログ(実在)的な音、それを見事に融合されているのが
自分のesqの音楽のイメージなのですが、
それがそのまま描き出されているようで、大好きなデザインです。

CDの再生が始まると、最初の一音からかっこいい!
『In the city』からふりまかれる、街へとGo!Go!しちゃいたくなる
声でジャンプするかのようなオーラと、たたみかけるようなドラミング。
『Cityscape』から繰り出される、都会の焦燥感や負けない意志を、
こちらにまっすぐ貫いてくる、エッジの効いた音作り。
もう一気に引きこまれてしまいました。(特にこの2曲のベースラインもかっこいい!)

遊び心溢れるパーカッションが、恋心のスタートを祝福するような『夜、遊園地にて』。
ふたりのこれからを見守るような、サックスの音色に痺れてしまったかと思うと、
『信じればいつか』の祈りを捧げるような、繊細にして力強い熱唱にただただ圧倒され…。
しかし次に聴こえてくるのは、みずみずしい、軽やかなボーカルの『街のフィーリング』。
この少年と大人を行き来するような感性が、自分にとってesqのたまらない魅力です。

日本語のタイトルや哀愁漂うギターの音色に
レトロフューチャー的な懐かしさを感じる『光の恋人』、
愛情ほとばしる豊かな歌声に癒される『恋しくて』。
永遠の片恋と永遠の相愛、対照的なラブソングの中でも
想いの純粋さは変わらないのだと感じさせられる、情熱的な表現に
三谷さんの魂のエネルギーを感じました。

『もう一度抱きしめて』は三谷さんのボーカルとピアノが
一体となって昇りつめてゆく高揚感が、ライブを追体験できるようです。
ライブのDVDやアルバムのリリースも熱望しています!

『Downtown』では低音から高音、幾重もの声のneonで彩られる中を
三谷さんのまろやかな歌声が、街角案内人のように導いてくれる心地よさ!
そして最後は、別れの内容なのに、とても穏やかな光に満ちた、
澄んだ世界に包まれるような『Lost』・・・

様々な『City』の光景と、その中で懸命に生きる、人の心のそれぞれのかたち。
このアルバムの曲の中で息づいている主人公たちが、とても愛おしく思えました。

詞の中で、過去と現在を対比されての表現が特に印象的だったのですが、
私事ながら、今の自分の状況も、こうして乗り越え、振り返れる時間になるのかな・・・と、
大変励まされながら聴いています。

シングル収録の『悪い夢』は、心理の暗黒面を描かれながら、しなやかな艶っぽいボーカルで、
妖しい世界に誘われているかのようでもあり、なんとも不思議な魅力です。
『悲しくてやりきれない』は、言葉の一音一音を、
とても大切に、語るように歌われているのが、深く胸に響きます。
ジャケットも『The City』と対でありながら、淡い色彩が『恋しくて』の世界観に寄り添うようで
こちらも本当に素敵だと思いました。

それでは、非常に長くなってしまいましたが、素晴らしいアルバムをありがとうございました。
今度はぜひ、生の音でも聴けますように・・・。九州からですが、ずっと応援しています!


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